TOP育成管理(マニュアル)15. 迷惑メール誤判定対策について(1)
最終更新日 : 2026/07/10

15. 迷惑メール誤判定対策について(1)

迷惑メールと誤判定されないために、貴社環境にて SPF と DMARC の設定を推奨します。

昨今、迷惑メールやフィッシング詐欺の脅威が増加しており、これらに対抗するため、各メールサーバーではフィルタリングがより厳しく行われています。
この状況下において、正当なメールが迷惑メールとして誤判定され、顧客まで確実にメールが届かない可能性が生じています。

このような問題を解決し、顧客へのメール到達率を向上させるには、使用するメールアドレスに対する SPF(Sender Policy Framework) 、 DKIM(DomainKeys Identified Mail) 、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, andConformance)などの送信ドメイン認証の設定が有効です。

これらを設定したメールアドレスを使用することで、メールの送信者が正当であることを保証し、迷惑メールフィルターを通過させやすくなります。
ここでは、SPF、DKIM、DMARC についての説明、および育成管理でのメール配信においてそれぞれを設定するための手順を記載します。

【ここに注意!】
・使用している DNS サーバーによって詳細が異なる可能性があります。お使いの DNS サーバーのドキュメントを参照しつつ、適宜読み替えて操作を行ってください。
・手順を実行する前に、適切な権限を持つアカウントでログインしていることを確認してください。
・手順を実行する前に、現在の DNS 設定や既存の TXT レコードなどをバックアップすることをお勧めします。
・ここで記載する内容は、イプロスが提供する「育成管理」で送信するメールを対象としています。他社サービスに関する設定等については該当各社にお問い合わせください。


15-1. 迷惑メール誤判定対策 [SPF]

1. SPF とは
メールの送信元がなりすまされていないことを確認する技術で、メールの送信者が特定のドメインからメールを送信できる権限があるかどうかを受信側で確認します。

育成管理は、貴社のメールアドレスでイプロスが管理するメールサーバーからメールを送信するため、なりすましメールではないかと疑われる場合があります。

この際、受信者側では送信元メールアドレスのドメインの DNS サーバーに「許可されているサーバー情報(=SPF レコード)」を参照しに行きます。

イプロスのメールサーバー情報を含んだ SPF レコードが設定してあれば、イプロスはなりすましでないということを受信者が知ることができ、なりすましメールと判定されることなく、配信できます。
そのため、育成管理でメールを送信するメールアドレスを管理する DNS サーバーに対して、イプロスが指定する SPF レコードの設定をお願いしております。


2. SPF の仕組み

以下のフローで認証が行われます。

  1. 貴社が育成管理で「sample@example.com」のメールアドレスでメールを作成します。

  2. 作成したメールは配信予定日に顧客に送信されます。

  3. 顧客のメールサーバーは、送信元アドレス「sample@example.com」のドメインである「example.com」を管理する DNS サーバーに対して SPF レコードの確認を行います。

  4. 「example.com」を管理する DNS サーバーに、実際にメールが送信されたイプロスのメールサーバーの情報が SPF レコードとして設定されていた場合、「example.com」が信頼できる送信元から送られている正常なメールとして顧客のメールサーバーが処理します。


3. 貴社に対応していただくこと
育成管理のメール作成画面で「送信元アドレス」に設定するメールアドレスを管理している DNS サーバーに対して、次の手順に沿って DNS レコードの設定をしてください。
※お使いの DNS サーバーによって一部手順が異なる場合があります。

以下手順は「AWSRoute53」を想定した手順です。適宜読み替えて操作してください。

  1. お使いの DNS サーバーの設定画面にログインする

  2. 育成管理で使用するメールアドレスを管理しているホストゾーンを選択する

  3. 下記内容で DNS レコードを作成する

レコード名 お使いのドメイン
レコードタイプ TXT
"v=spf1 include:spf.ipros.cuenote.jp ~all"

※その他の項目に関してはイプロスからの指定はありません。

【設定例】 SPF レコード自体を初めて作成する場合

レコード名 example.com
レコードタイプ TXT
"v=spf1 include:spf.ipros.cuenote.jp ~all"

【設定例】 すでに他の SPF レコードを登録している場合

レコード名 example.com
レコードタイプ TXT
"v=spf1 ip4:192.168.1.1 include:spf.ipros.cuenote.jp ~all"

※「ip4:192.168.1.1」をすでに登録しているレコードとしています。
複数の SPF レコードを登録する場合は、既存レコードと半角スペースで連結して記載します。

<確認方法>
下記外部サービスなどを利用して確認することができます。
https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/?lang=ja
ツールの利用方法等は、直接サービス提供元にお問い合わせください。

※SPF を設定した状態で育成管理からメール配信を行った際、何らかの理由で宛先までメールが届かなかった場合、貴社のメールアドレスに送信エラーを通知するメール(バウンスメール)が届くようになります。