TOP育成管理(マニュアル)15. 迷惑メール誤判定対策について(2)
最終更新日 : 2026/07/10

15. 迷惑メール誤判定対策について(2)

15-2. 迷惑メール誤判定対策 [DKIM]

1. DKIM とは
メールが正しいメールサーバーから送信され、送信中に第三者によって改ざんされていないことを受信者が確認する技術で、送信者は公開鍵暗号方式を利用した電子署名を付与してメールを送信して、受信者が付与されている電子署名に改ざんがないかを確認します。

署名にはメール作成者が署名を行う「作成者署名」と、作成者以外が署名を行う「第三者署名」が存在します。
育成管理のメール配信ではイプロスが署名を行う第三者署名が適用されています。(※作成者署名には現状対応していません。)

2. DKIM の仕組み
以下のフローで認証が行われます。

  1. 貴社が育成管理で「sample@example.com」のメールアドレスでメールを作成します。

  2. 作成したメールは配信予定日に顧客に送信されます。このとき、イプロスが用意した秘密鍵を用いて、署名元をイプロスとして暗号化した署名をメールに付与して送信します。

  3. 顧客のメールサーバーは、署名元の情報を元に DNS サーバーへ秘密鍵の対となる公開鍵を確認しに行きます。

  4. イプロスのDNS サーバーには、公開鍵を設定しておりますので、この公開鍵を使い、暗号化された署名を復号し、署名が正常であるかを検証します。異常がなければ改ざんが行われていない正常なメールとして顧客のメールサーバーが処理します。

3. 貴社に対応していただくこと
イプロスが第三者署名を行ってメールを配信しておりますので、貴社に対応していただくことはありません。


15-3. 迷惑メール誤判定対策 [DMARC]

1. DMARC とは
ドメイン保有者が自身のドメインからのメールを受け取った受信者に対して、そのメールの DKIM、SPF の結果に応じてどのように扱うべきかをあらかじめ定め、公開しておく認証技術です。

自身のドメインになりすまされたメールは DKIM や SPF 認証に成功しません。
そういったメールを受け取った受信者に対して、そのメールをどう扱うべきかを定める 3 段階のポリシー(そのままにする・迷惑メール扱いとする・不審メールとして削除させる)を提示しておくことができます。

受信者は不審なメールを受け取った場合、その送信元アドレスのドメインの DNS サーバーに問い合わせることで提示されているポリシーを確認でき、そのメールをどのように扱うべきかを判断できます。

また、DMARCには自身のドメインからのメールをどのように扱ったかを集計したレポートをメールサーバーから受け取る機能があります。
ポリシーの調整にはこのレポート内容を参照して行うことを推奨します。

2. DMARC の仕組み

以下のフローで認証が行われます。
1. 貴社が育成管理で「sample@example.com」のメールアドレスでメールを作成します。

  1. 作成したメールは配信予定日に顧客に送信されます。

  2. 顧客のメールサーバーは、メール受信時に送信元アドレスをもとに DNS サーバーから DMARCポリシーを取得します。

  3. 顧客のメールサーバーで SPF と DKIM の認証が行われます。SPF レコードを設定できていれば、DKIM の認証はイプロスが行っているのでどちらの認証も成功します。
    認証に成功しているため、正常なメールとして顧客に届けられます。(仮にこの段階で SPF および DKIM の認証が成功しなかった場合、取得した DMARC ポリシーに応じた処理が行われます。)

ポリシーには以下3種類があります。DMARC を設定するドメインから送信するメールの認証状態に合わせて選択してください。

●note
こちらからは特に何も提示せず、受信者に判断を委ねる
●quarantine
迷惑メールとして扱い、隔離させる
●reject
受信拒否させる

※SPF レコードを設定していない場合、quarantine および reject には設定しないでください。
顧客管理から送信するメールが顧客まで正常に届けられなくなります。


3. 貴社に対応していただくこと
育成管理のメール作成画面で「送信元アドレス」に設定するメールアドレスを管理している DNS サーバーに対して、次の手順に沿って DNS レコードの設定をしてください。
※お使いの DNS サーバーによって一部手順が異なる場合があります。

以下手順は「AWSRoute53」を想定した手順です。適宜読み替えて操作してください。

  1. お使いの DNS サーバーの設定画面にログインする
  2. 育成管理で使用するメールアドレスを管理しているホストゾーンを選択する
  3. 以下内容で DNS レコード作成する
レコード名 お使いのドメイン
レコードタイプ TXT
"v=DMARC1; p=[none/quarantine/reject か ら 選 択 ];rua=mailto:[レポートを受け取りたいアドレス]; ruf=mailto:[レポートを受け取りたいアドレス];"

※その他の項目に関してはイプロスからの指定はありません。

【設定例(1) 最低限の設定をする場合】

レコード名 _dmarc.example.com
レコードタイプ TXT
"v=DMARC1; p=none;"

【設定例(2) レポートを受け取る場合】

レコード名 _dmarc.example.com
レコードタイプ TXT
"v=DMARC1; p=none; rua=mailto:sample-rua@example.com;ruf=mailto:sample-ruf@example.com;"v=spf1 include:spf.ipros.cuenote.jp ~all"

<確認方法>
下記外部サービスなどを利用して確認することができます。
https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/?lang=ja
ツールの利用方法等は直接サービス提供元にお問い合わせください。